1畳は何平米?
不動産公正取引協議会連合会において表示規約施行規則第11条第16号にて1畳は各室の壁心面積を畳数で除した数値の1.62㎡以上と定められています。
平米数のルールはありますが多少ズレても問題ありません。
1畳が1.62㎡より大きい平米数であれば1畳と表記することができます。
なぜなら、畳は地域によってサイズが異なるからです。
必ずしも床が畳というわけではありませんが、単位として畳の枚数をベースとしていることが考えられます。
また、実際に日本では畳の部屋もあるためこの数え方が馴染んでいるようです。
畳は地域によって呼び名が変わります。
呼び名が変わり、サイズも変わるのかというと地域によって建物を建てる際の基準が違うからです。
京都の方では家を建てる際に畳を先に敷き詰めて作ったそうですが、江戸の場合は商業の要でもあり、場所がどうしても制限されるためサイズがコンパクトな畳が使われるようになったようで柱に合わせて畳を設置する建築法に変わっていきました。
・江戸間(関東)・・・15452.8㎠
・京間(西日本)・・・18240.5㎠
・中京間(東海)・・・16562㎠
・団地間(公団住宅など)・・・14450㎠
間取り図に書いてある1畳はどのくらい?
物件を購入したりする際に間取り図を必ず見るはずで、実際現実に1畳はどのくらいなのか気になるはずです。
ただ、畳数については正確ではありません。
不動産会社は部屋を採寸するわけでもなく、見た目で決めていることがあるからです。
現代では鉄筋コンクリートのマンションも多くなり、室内に梁が出ていることも多いため正確には表現できません。
間取り図の1畳は参考までになり、実際に物件を見てみないと広さがわからないのが現状です。
1畳と1帖の違い
ここまでくると1畳とよく聞く1帖の違いが気になるはずです。
1畳も1帖も読み方は同じです。
1帖は1.62㎡以上で結局、1畳も同じということになります。
ただ、日本は昔から畳を広さの単位として表しており、近年では洋室も増えたためこちらの「帖」を使うようになってきたと言います。
そのほか、畳などの和室では「畳」、フローリングなどの洋室では「帖」を使うように分けられているようです。
もちろん、1帖もあくまでも目安の大きさであり、1畳と同様実際に物件を見てみないと広さについてはばらつきがある可能性があります。