UR賃貸の審査は厳しいと感じる方もいらしゃいますが、入居資格がはっきり決められているのでそのように感じられるように思います
審査方法は昨年度の年収が対象になります。
部屋ごとに必要な収入以上の以上の収入がもとめられますが、同居家族もしくは別居家族からの足りない収入をプラスアルファ―することもできます
また、無職やフリーランスの方など収入が少ない場合などは前払い家賃(1年分以上)支払いで審査がなくなります
また、預金額が多い方などは残高証明書で一定以上の預貯金があれば審査がなくなります
色々な方法で入居審査がありますので、昨年度の年収が少ないからとあきらめなくてもいいかもしれません
UR賃貸の審査と金融機関の借金は関係ある?借金があると入居できない?
入居資格①
家賃×4倍(必要な基準月額)とは
- 給与収入
- 事業所得
- 不動産所得
- 雑所得(年金)
※育児休業給付金などは含みません
※税金や社会保険料が引かれる前の数字です
昨年度の収入として認められるものが、給与収入・事業所得・不動産所得・年金所得などの収入になります
注意したいことが給与収入の場合税金や社会保険料が差し引かれる前の税込収入で計算することです
また、単身入居か家族入居かによって必要な収入がかわっています。例えば家賃8万円のお部屋で単身で入居する場合は月25万円の収入が必要になるのに対して、家族で入居する場合は月33万円以上に収入が必要になります
【単身入居】
- 家賃62,500円未満(家賃額の4倍以上の基準月額収入)
- 家賃62,500円以上 20万円未満(25万円(固定額)以上の基準月額収入)
- 家賃20万円以上(40万円(固定額)以上の基準月額収入)
【家族入居】
- 家賃82,500円未満(家賃額の4倍以上の基準月額収入)
- 家賃82,500円以上 20万円未満(33万円(固定額)以上の基準月額収入)
- 家賃20万円以上(40万円(固定額)以上の基準月額収入)
収入が足りない場合(家賃補給制度)
【親族からの収入補給】
必要な収入の半分以下の場合、同居・別居の親族との収入と合算することも可能です
その際はUR賃貸で現在入居中の場合は必要な基準月額を差し引いた収入のみを合算することができます
【勤務先からの収入補給】
必要な収入の半分以下の場合、勤務先からの収入補給も合算することができます
就業してから1年未満の場合(みなし年収制度)
就業してから1年未満の場合はUR賃貸の書式を使って、お勤め先で所得証明書(1年間のみなし所得)をもとに源泉徴収票・課税証明書の代わりに利用することができます
※高齢者・障がい者・父子母子世帯・満18歳以上の学生の方の場合は基準月額の半分以上なくても可能です
特例による入居資格
家賃等の一時払い制度
家賃を前納(1年~10年選択)することで、特例で入居資格を持つことができます
- 前納することで僅かですが割引制度を受けることができます
- 前納期間が終了すると、口座振替で毎月家賃を支払うことになります(再度一時払い制度を利用することも可能です
- 前納期間中で解約しても、残りの家賃は返金されます
貯蓄基準制度
預金が家賃の100倍以上あれば、特例で入居資格を持つことができます
- 家賃30,000円(基準貯蓄額3,000,000円以上)
- 家賃50,000円(基準貯蓄額3,000,000円以上)
- 家賃100,000円(基準貯蓄額10,000,000円以上)
貯蓄残高証明証によるUR賃貸入居審査とは?入居できる預金額は?
源泉徴収票の見方

サラリーマンの方は年末に会社からいただく源泉徴収票の支払い金額を確認してください。
支払い金額を12で割り1か月あたりの収入を計算します。
お部屋の家賃に対して必要な収入があれば、特に審査で落ちることはありません
源泉徴収票とは
源泉徴収票は会社が従業員に対して『1年間に支払った金銭・支払った税金』が記載されています
配偶者控除に加え生命保険料・社会保険料の記載事項で家族関係が一部わかる書類でもあります
入社の年月日もわかりますので、住宅を貸す側としては源泉徴収票で入居者の状況を確認することができるために入居書類として必須アイテムになっています
納税証明の見方

自営業・フリーランスの方は毎年確定申告をされています
UR賃貸にご提出いただく書類は納税証明のその2になります
- 納税証明その1は税金の滞納額
- 納税証明その2は税金の申告額
になります
滞納しているかどうかよりは申告額を確認するということになります
納税証明は管轄の税務署で取得することができます
自営業・フリーランスの方は費用を差し引いた金額を申告するので、所得が低くなりやすいのでお部屋を借りる時にはどうしても厳しくなりやすいです
UR賃貸住宅の審査では『一時払い制度』『貯蓄基準制度』などを利用することをおすすめします
貯蓄残高証明証によるUR賃貸入居審査とは?入居できる預金額は?
入居審査に落ちる方とは
どうしても審査である以上、どうしても審査落ちする方もいらしゃいます
入居審査に落ちる方についてまとめました
- 基準月額の収入がない方
- 反社会的勢力の方
- 家賃1年分前払いすることができない方
- 家賃の100倍の預貯金がない方
- 同居・別居家族から家賃補給をすることができない方
- 契約住戸と仕事場まで2時間以上かかる方
UR賃貸では入居審査がオープンになっていますので、どの方法を使えば審査に落ちないかを入居者自身が選ぶことができます
審査の基本になっているのは入居してからも家賃滞納がないように審査されています
希望のお部屋では収入が足りないなどの場合は家賃の安いお部屋に変更することで入居することもできます
まとめ
UR賃貸の入居審査が厳しい場合とそうでもない場合に分かれるようです
審査基準がはっきりしているので、枠にはまらないとどうしても入居することはできません
例えば300万円必要であっても299万円しか収入がないと審査に落ちてしまいます
そういった意味では厳しいです
収入による審査が足りない場合は家賃補給制度・一時払い制度・貯蓄基準制度などの収入が足りない場合の特例をご利用することをおすすめします
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