UR賃貸住宅ではすべての建物というわけではありませんが、平成12年の住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づいて評価をうけています
これを住宅性能表示制度といっています
建物の安全性を10項目で評価されていますので、地震や火事になった時の建物の安全性から維持管理まで評価されているものです
実は民間賃貸住宅ではこの基準レベルの物件は非常に少なく、分譲マンションレベルの建物に評価されているものになります
賃貸住宅では住宅性能表示制度を受けているところは限りなく少ないです
UR賃貸の耐震性能は住宅性能表示制度で確認することができます
目次
住宅性能表示制度とは
最近では賃貸マンションの大手レオパレスの建物偽装問題など、借りていた建物は本当は危険な建物だったということで社会にショックを与えました
借りる建物がどのようなものかは部屋以外はあまり関心のない方がほとんどだと思います
知らないよりは知っていたほうがいいのは事実です
住宅性能表示制度は国土交通大臣から指定された第三者機関によって10項目を審査されます
建物の専門家でなくても、どのような性能をもった建物であるのか数値を見ることで理解することができます
- 構造の安定
- 火災時の安全
- 劣化の軽減
- 維持管理・更新への配慮
- 温熱環境
- 空気環境
- 光・視環境
- 音環境
- 高齢者等への配慮
- 防犯
について審査を受けることができます
一般的なUR賃貸住宅が受けている項目
ホルムアルデヒド放散等級(等級3★★★)
シックハウス症候群の原因になっているホルムアルデヒドを含んだ内装材からの発生量の少なさをあらわしています
毒物および劇物取扱法にも指定されている有害物質になっているので、小さなお子さんのいらしゃるご家庭では特に気になる項目になります
高齢者等配慮対策等級(等級3★★★☆☆)
高齢者の方が住みやすいかどうかの評価になります
床の段差の解消や便所・浴室の手すりの有無、廊下の幅などの項目があります
省エネルギー対策(等級4★★★★)
夏の冷房、冬の暖房の効き具合にも影響する項目です
断熱性が少ないと光熱費も上がりやすくなります
耐火等級(等級4★★★★)
火災時に等級が高いことで延焼するのにかかる時間を評価しています
等級4は評価の中で最高値になります
耐震等級(等級1★☆☆)
地震の時に建物が倒壊する可能性を評価した項目になります
等級1は阪神大震災の同レベルの地震に耐えられる評価になります
建物によっても変わってきます
日本の耐震性能は大規模地震があるたびに建物に厳しい耐震性能を求めてきています
そのため、新しい建物ほど耐震性能が高くなります
まとめ
賃貸と言えども、建物は重要です
毎日の住まいという以外にも、安全に暮らせるかということが求められている時代になります
UR賃貸の場合は建物のポテンシャル自体が高いと言えます
昭和~令和にかけて新築賃貸住宅が建設されています
やはり、新しいものは新耐震基準で建築されていますので、新しいものほど評価は高くなります
UR賃貸住宅を検討される場合は住宅性能評価証明についても確認することができます
コメントを残す