賃貸を借りるとなると収入関係の書類の提出が必須になります
そういった収入関係の書類が一切不要になる審査がUR賃貸の一時払い制度です
UR賃貸の家賃の一時払い制度は最低1年分の家賃前払いをすれば年収要件は不要です
安定収入ではない無職・学生・フリーランス・年金暮らしの方におすすめの制度になります
家賃前払いで審査が通るユニークな審査方法の一時払い制度について詳しく解説致します
目次
UR賃貸の一時払い制度のメリット
源泉徴収票不要、確定申告書不要、所得証明証一切不要の入居審査
家を借りる上で定収入は必ず求められますがUR賃貸一時払いは定収入は不要です
源泉徴収票、確定申告書、所得証明証などの書類は一切不要になります
審査は1年~10年分の家賃前払いと住民票が必要になります
一時払いに必要な初期費用とは
一時払いに必要な前払いの初期費用の計算方法ですが、家賃の12倍(管理費は含みません)になります
前払いすることで、所得の審査は不要です
お部屋の家賃で前払いする家賃を計算します
家賃 | 前払いする家賃の額 |
---|---|
3万円 | 36万円 |
5万円 | 60万円 |
8万円 | 96万円 |
10万円 | 120万円 |
20万円 | 240万円 |
一時払い制度を利用する場合の総額は
敷金(家賃2か月分)や日割家賃・日割共益費・駐車場預り金・駐車場の日割賃料と別に用意する必要がありますのでご注意下さい
一時払い制度を利用する場合は現金もしくは振込になります
正確には家賃14ヶ月分と日割家賃と日割共益費が必要になります
家賃 | 総額 |
---|---|
3万円 | 36万円+6万円(敷金)+日割家賃 |
5万円 | 60万円+10万円(敷金)+日割家賃 |
8万円 | 96万円+16万円(敷金)+日割家賃 |
10万円 | 120万円+20万円(敷金)+日割家賃 |
20万円 | 240万円+40万円(敷金)+日割家賃 |
UR賃貸は年齢による審査なし
賃貸を借りる時に不安になる年齢も一切不問です
一時払い制度を利用すれば、民間賃貸住宅で年齢で審査を断られている方もお部屋を借りることができます
必要書類も住民票と本人確認書類と最低限のもので済みます
UR賃貸の一時払い制度のデメリット
初期費用が高い
一時払い制度の初期費用は家賃の14ヶ月分と日割家賃と日割共益費になりかなり高額になってしまします。
初期費用を抑えたい方には向かない制度です
預金残高があるけど使いたくないという方であれば貯蓄基準制度の審査を利用する方がいい場合もあります
一時払い制度で家賃の割引率
UR賃貸は家賃を1年~10年前払いすることで割引制度があります
割引率は1年間~10年間すべて同率の0.051%
2021年5月現在の割引率になります
ご利用なさる場合は必ず現時点で割引率をご確認下さい
前払い家賃の額 | 割引額 |
---|---|
500,000円 | 255円 |
1,000,000円 | 510円 |
1,500,000円 | 765円 |
2,000,000円 | 1,020円 |
法人契約の場合は利用不可
一時払い制度で法人契約はできません
UR賃貸の手続きについて
UR賃貸の一時払いの支払い方法
UR賃貸ではクレジットカードの支払いはできません
初期費用の支払いは現金もしくは振込のどちらかになります
手続きは本申込後、契約という流れになります
本申込時に振込手数料がかからない金融機関の振込用紙がいただけます
(UR賃貸と提携している金融機関のみになります)
一時払い制度をご利用される場合は初期費用がかなり大きな額になりますので、振込を選ばれたほうが安心です
無職の方や収入が不安定な方に一時払い制度はおすすめ
- 自営業
- 無職
- 収入情報をあまり出したくない方
- フリーランス
- 年金生活者
- 学生
- 転職の時
- 海外から帰ってきた時の一時入居
- 外国人登録ができている外国籍の方
- 公的な所得証明が取得できない方
- 源泉徴収票がない方
- 家賃保証会社でなかなか審査が通らない方
UR賃貸の一時払い制度の必要書類とは
必要書類
- 住民票
- 本人確認書類(免許証・パスポート・マイナンバーカード)
- 認印
と収入証明や在職確認などがないことで必要な書類も少なくてすみます
1年~10年分の家賃の前払いですが、ほとんどの方が1年分前払いでご利用されます
ただ、多く納めることでわずかですが割引制度も利用することもできますので、ご検討される方はされてもいいのではないでしょうか?
割引率については団地によっても違うこともありますので、確認が必要になります
提出書類が少ない(収入に関する書類・お勤め先の書類は不要)ということがメリットになります
通常審査では源泉徴収票・課税証明書などの公的証明書や会社からもらっている書類を引っ張ってこないといけないですね
また、自営業やフリーランスの方は税務署で納税証明書(その1)という書類が必要になります
『昨年度は所得が少なかったな』
『あまり所得金額を出したくない!』
などご商売をされている方であればそういった書類はできるだけだしたくないものです
2年目の家賃の支払い方は
1年分前払いした場合、1年間かけて前払いした家賃があるので管理費だけ支払います
前払い分が終わる2年目からの家賃の支払いについては選択することができます
- 通常の月単位の支払い
- 1年から10年の前払い
どちらも選択できますが、圧倒的に月払い制度を利用される方が多いようです
また、支払いは当月の月末払いになりますので、実質後払いということになります
家賃一時払い制度を利用する時に注意したい事
途中解約すると残存家賃は返金される?
家賃前払いとして1年分払ってしまってしまうと、1年未満で退去した時に返金されるかどうかが不安になってしまうところです
UR賃貸の契約では途中解約をする事は出来ませんとなっています
ただ、やむをえない理由があれば途中で解約しても違約金は発生しません
住んだ期間を差し引いて返金されます
やむえない理由はほとんどの場合が該当すると思いますが、特に気になる場合は契約時にUR賃貸営業所でご確認する事をおすすめします
前払い家賃は現金もしくは振込
前払い家賃は現金もしくは振込のみになります
UR賃貸ではクレジットカードの利用ができません
振込の場合はUR賃貸営業所で本申込時に振込手数料のかからない振込用紙を使って振り込みになります
UR賃貸の一時払い制度を利用する時は家賃1年分と敷金、日割家賃・日割共益費と大きな金額になりますので、できるだけ振込を利用するほうが安心です
ハウスシェアリング制度・敷金分割制度との併用不可
UR賃貸のどの物件でも利用することは可能です
ただ、一時払い制度はハウスシェアリング制度・敷金分割制度との併用については利用することができません
ハウスシェアリング制度は同居は家族だけというUR賃貸住宅で友人・恋人と同居できる制度になります
敷金分割制度は春と秋のキャンペーンの時に敷金2か月分を分割で支払うことができる制度です
フリーレントのお部屋を契約する時の注意点
UR賃貸では通常年に2回入居キャンペーンが行われています
お得なサービスが多い中、フリーレントのサービスがある団地があります(すべての団地ではありません)
UR賃貸住宅では1ヵ月~2ヵ月のフリーレントのお部屋の募集があります(UR賃貸のキャンペーン)
家賃一時払い制度を利用される時は注意が必要です
1ヵ月のフリーレント | 家賃1年分の前払いが必要になります |
---|---|
2か月のフリーレント | 家賃2年分の前払いが必要になります |
一時払い制度でフリーレントを利用される場合はご注意下さい
まとめ
賃貸に入居審査や必要書類などを集めるのは結構大変です
一時払い制度を利用すると、提出する書類は住民票だけで済みます
所得関係の書類をあまり出したくない方もこの制度を利用する方もいます
現役を引退した高齢者やフリーランスの方は民間賃貸住宅に入居するのは難しい場合が多いですので、ご利用される方は高齢者・フリーランスの方が多くなります
1年の家賃前払い制度は所得は証明することは難しい方に家賃前払で入居ができる特例になります
審査が厳しいと言われているUR賃貸ですが、意外とお得かもしれません
お得にUR賃貸にご入居できる方法
当社ではUR賃貸へのお引越しを考えている方にお得なサービスをご提供させていただいております
入居前に当社でお部屋の仮予約をしていただき、書類をUR賃貸にご提出してご入居いただきますとご入居お祝い金として家賃1か月分のキャッシュバックを行っています
余計な費用がかかるということもありません