UR賃貸と言うと、初期費用が安いというイメージがありますが、他の民間賃貸と具体的にどのような違いがあるのか分からないという人も多いのではないでしょうか?
CMなどで名前自体は知っていても、詳しい特徴までは分かりませんよね。
そこで今回は、UR賃貸と民間賃貸の違いとは?というテーマで、特徴の違いなどを詳しく解説していきたいと思います。
UR賃貸と民間賃貸の違いとは?
それでは早速、UR賃貸と民間賃貸の違いについて見ていきましょう。
審査基準
まず1つ目は、審査基準の違いです。
一般的な民間賃貸では、共通する保証会社の審査基準が設けられており、その審査に通過しないと入居する事が出来ません。
一方UR賃貸では、独自の審査基準が設けられており、他の民間賃貸とはやや異なる内容となっています。
そのため、民間賃貸で審査が通らなかった人でも、UR賃貸なら審査に通る可能性があるのです。
ただし注意点として、独自の審査基準を設けている事から、民間賃貸の審査基準よりもやや厳しいという点があります。
一般的に、民間の賃貸では家賃を支払う能力があるかを見極めるため「月額家賃が月収の3割以内である事」が求められますが、UR賃貸ではそれよりも基準が厳しくなっています。
初期費用
2つ目は、初期費用の違いです。
民間賃貸の場合、一般的に敷金や礼金が月額家賃1~3か月分必要になりますし、仲介手数料に関しては月額家賃の1ヶ月分かかるケースが多いでしょう。
一方UR賃貸の場合は、礼金や仲介手数料が初期費用として必要ありません。
UR賃貸に入居する際に必要な初期費用としては、敷金が月額家賃2ヶ月分と共益費だけとなっており、民間賃貸よりもかなり初期費用を抑えることが出来るという事が分かりますね。
割引制度
3つ目は、割引制度の違いです。
民間賃貸では、あまりキャンペーンや大々的な割引を行っていない事が多いですが、UR賃貸では様々なお得な割引プランが用意されています。
例えば、2世帯でUR賃貸に住むと最大5年間家賃が5%減額になる「近居割」や、35歳以下の人は家賃が3年間お得になる「U35割」、子育て世帯は最大9年間家賃を20%減額になる「子育て割」や、カップルで住むと3年間家賃がお得になる「LOVE得」など、魅力的な割引プランがあるのです。
保証人の有無
そして4つ目は、保証人の有無の違いです。
民間賃貸では、契約の際に保証人を立てる必要がありますが、UR賃貸では保証人が不要となっているので自己責任で契約する事が出来ます。
UR賃貸と民間賃貸のコスト面での違いは?
それでは次に、UR賃貸と民間賃貸のコスト面での違いを見ていきたいと思います。
民間賃貸に比べてUR賃貸の方が、初期費用が抑えられるという事は分かりましたが、長期的に住み続けた時のコストに関しても気になりますよね。
結論から言うと、コスト面でも民間賃貸よりUR賃貸の方がお得という事が言えます。
例えば、UR賃貸と民間賃貸にそれぞれ住み続けた場合を比較してみましょう。
一般的な民間賃貸では、初期費用や更新の際に礼金や仲介手数料などがその都度かかってきます。
礼金は、家賃の2ヶ月分かかり仲介手数料も家賃の1ヶ月分が最初にかかり、更新のたびに更新料が必要になります。
一方UR賃貸では、最初に敷金が家賃の2ヶ月分かかるのみで、礼金や仲介手数料・更新料は必要ないので、結果的にずっと住み続けた場合のコスト面に関してもUR賃貸の方がお得という事が分かります。
子育て世帯や費用を抑えたい人はUR賃貸がおすすめ
さてここまでで、UR賃貸と民間賃貸の違いについて解説してきましたが、どちらにもメリット・デメリットはあります。
そのような中で、特に子育て世帯や費用を出来るだけ抑えたいという人には、総合的に見てUR賃貸の方がおすすめと言えます。
UR賃貸では、子育て世帯に嬉しい割引プランが民間賃貸よりも多く、長年住み続けたとしてもコスト的にもお得です。
またUR賃貸は、独自の審査基準を設けているので、基準内容は民間賃貸よりも厳しい部分がありますが、保証人が必要ない事や火災保険などの加入も任意で済む事から、これからお金がかかる子育て世帯にとっては自分たちにとって必要ないコストをカットする事が出来るUR賃貸は非常にメリットが大きいと言えるでしょう。
まとめ
さて今回は、UR賃貸と民間賃貸の違いとは?というテーマで、詳しく解説してみました。
CMなどでUR賃貸の存在自体は知っていても、具体的に民間賃貸との違いが分からないという人は多いでしょう。
今回ご紹介したように、UR賃貸の最大の特徴は、初期費用を抑えられて割引プランが多いという点です。
民間賃貸に比べて家賃が高いイメージを持っている人が多いかもしれませんが、コスト面での比較でも分かる通り長年住み続けたとしても総合的に見ると、コスト面でも非常にお得です。
UR賃貸と民間賃貸の特徴の違いをしっかり理解した上で、自分に合う賃貸を選ぶと良いでしょう。
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