老人ホームという言葉を聞いた時に、ほとんどの人が特養や老健などのイメージが頭に浮かぶでしょう。
しかし、一口に老人ホームと言っても、特養と老健では特徴が異なります。
特養と老健の名前自体を聞いたことがあっても、具体的な違いが分かる人は少ないかもしれませんね。
そこで今回は、特養と老健の特徴の違いや費用について詳しく解説していきたいと思います。
特養と老健の違いとは?
それでは早速、特養と老健の違いについて解説していきたいと思います。
大きな違いとしては、サービス内容や入居期間です。
特養は、終生入居が可能なので入居者の回転が緩やかという特徴があります。
そのため、入居条件を満たしていても、入居待ちの期間が長くなる場合もあります。
一方老健は、体の機能を取り戻して、最終的には在宅に戻る事が目的とされていますので、特養と老健で大きく異なる部分と言えます。
特養と老健は、どちらも地方公共団体や社会福祉法人などが運営する介護施設です。
しかし、施設を利用するにあたって、最終的な目的がそれぞれ微妙に異なります。
施設によって、費用や居室の種類も変わってくるので、目的に合わせて利用する事が大切なのです。
それぞれの入居条件
では次に、特養と老健それぞれの入居条件について解説していきましょう。
特養
まずは、特養の入居条件です。
特養の入居条件は、2015年に変更があり、65歳以上の高齢者でかつ、原則「要介護度3以上」の認定を受けている方であるとなっています。
そのため、分かりやすく言うと、特養は「日常的に介護が必要な状態で、自宅で家族と一緒に生活する事が困難な方」が入居の対象になっているという事です。
特養は、終生入居が可能となっており、入居者の回転が比較的緩やかであるという特徴もあります。
老健
次は、老健の入居条件を見ていきましょう。
老健の入居条件も、基本的に要介護認定を受けているという事が前提となります。
しかし、特養と違い「要介護度1」から入居が可能となっています。
それぞれのサービス内容
では次に、特養と老健それぞれのサービス内容を解説していきましょう。
特養
まずは、特養のサービス内容です。
特養の場合は、日常的に介護を必要とする方が入居しているので、要介護者の生活を支えるサービスが中心となります。
一日の食事の介助、入浴介助、排せつなどの介助も含まれます。
また、その他に機能訓練や健康管理、療養上必要な介助を行います。
老健
次は、老健のサービス内容です。
老健は、最終的には在宅復帰を目指す施設なので、サービスの中心は看護・医学的な管理に基づいたリハビリになります。
しかし、介護を必要とする「要介護認定」を受けた方が入居するので、こちらも食事や入浴などの介助も行います。
それぞれの費用や設備
では次に、特養と老健それぞれの費用や設備について解説していきましょう。
特養と老健は、公的な施設になりますので、一般的な有料の老人ホームと比べると「入居一時金などの初期費用は不要」という特徴があります。
しかし、利用する際には「施設サービス費」という費用がかかり、施設の形態や居室の種類、職員の配置によっても金額が異なります。
特養
まずは、特養の費用や設備についてです。
特養では、だいたい毎月6万円~15万円の費用が必要となります。
医師は、常勤でなくても良い事から非常勤の可能性もあります。
介護・看護職員は、入居者3名につき1名からとなっています。
居室のタイプは、従来型・ユニット型共に1人あたり10.65㎡~で、浴室、食堂、トイレなどを中心に施設によって設備が完備されています。
老健
次は、老健の費用や設備についてです。
老健では、だいたい毎月6万円~17万円ほどの費用が必要となります。
医師は、入居者100名につき1名からとなっており、こちらは常勤です。
介護・看護職員は、入居者3名につき1名からとなっています。
居室タイプは、従来型では4名以下で1あたり8㎡~、ユニット型個室では1人あたり10.65㎡~となっています。
まとめ
さて今回は、特養と老健の違いというテーマで、詳しく解説してみました。
介護問題は、どこの家庭にも将来的に降りかかってくる問題でもありますよね。
同じような老人ホームに見えても、サービス内容や入居条件などが異なるという事が分かったと思います。
施設によっては、入居できるまでに入居待ちの期間が長く必要な場所もあるので、今のうちから色々と調べてみると安心ですね。
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